初めて犬と共に生活を始める方へ、犬を飼い始めたら大切なことは「飼い主が楽しく、犬が幸せで、周囲の人に迷惑をかけない」ことです。
犬との生活は、愉快な出来事や癒し、驚きがあり、毎日が感動的なものになります。
素敵な家族の一員として、しっかりと犬を育てていきましょう。
犬が新しい環境に慣れることが最優先
犬を飼い始めた直後は、家族が過度にかまい過ぎてしまうことで子犬が睡眠不足になってしまうことがあるかもしれません。
特に最初の数週間は、環境の変化やストレスにより子犬の体調が崩れやすい時期です。
単純な疲労が原因の場合でも、適切なケアを怠ると重篤な状態になる可能性があるため、注意が必要です。
犬を迎えたばかりの間は、まずは新しい環境に慣れさせることを第一に考えましょう。
子犬が寝ている時は、邪魔をせず十分に眠らせてあげることが大切です。
子犬が自分から近づいてきた時には、優しく撫でたりして安心させてあげてください。
子犬は最初のうちは母犬から離れて寂しさを感じるため、しばらく夜泣きすることがあります。
十分に睡眠をとれずに体調を崩すこともあるので、子犬が新しい環境に慣れるまでは、眠るまでそばにいてあげましょう。
また、寂しさを和らげるために、母犬のにおいのついたタオルでお湯を入れたペットボトルを子犬のハウスに入れることも有効です。
トイレのしつけをしっかりと行いましょう
犬を迎えたその日からトイレのしつけを始めますが、間違った場所で排せつしても叱ったりしないようにしましょう。
犬が恐怖を感じて排せつ行為に不安を抱くようになり、隠れて行う可能性があるからです。
最初にトイレを設置する際には、その子犬の排泄物のにおいがするトイレシーツを使ってください(ブリーダーやペットショップで貰えることもあります)。
子犬をよく観察し、目覚めたらすぐにトイレに誘導しましょう。
この場合、犬は飼い主に連れられてトイレに行くことで、トイレの場所を早く覚えることができます。
子犬がトイレの場所をしっかりと覚えるまで、飼い主はトイレの方に誘導してあげる必要があります。
もしも子犬を見ていられない場合は、ケージやサークルなどを使用して、ペットシーツを全体に敷いておく方法もあります。
この方法では、子犬がトイレを利用することを容易にするために、トイレトレーニング専用の場所を用意しています。
犬は寝床で排泄することを本能的に避けるため、寝床とトイレは別々に設置するべきです。
トイレタイムには、子犬が目を覚ましてから、食事や水を摂った後、元気に遊んだ後などが主なタイミングです。
また、他の部屋から戻ってきた際にも排泄する子犬もいます。
これを考慮して、飼い主は毎回トイレの場所まで子犬を誘導する必要があります。
子犬がトイレを探すしぐさを見たら、飼い主は素早く反応して誘導する必要があります。
例えば、子犬が部屋の隅に行ってくんくんとニオイを嗅いだり、くるくる回ったりしながらお尻を突き出すポーズや、お尻を床にくっつけるポーズを見せた場合は、「待って!」と声をかけて、迅速に子犬をトイレに連れて行き、優しく排泄を促す必要があります。
正しい場所で排泄したら、飼い主は褒めておやつを与えるようにしましょう。
繰り返し誘導することで、徐々に子犬はトイレの場所を覚えるようになります。
正しい場所で排泄した際に褒めることで、子犬は「ここで排泄すると良いことがある」と覚え、トイレの場所を楽しく覚えることができます。
食事にはルールを作ろう
食事については、与えるドッグフードは年齢や月齢に適した「総合栄養食」の表示があるものを選ぶようにしましょう。
信頼性のあるメーカーの栄養バランスや品質に優れたものを選ぶことが重要です。
ドライフードは脂肪の酸化や変質が保管中に起こるため、直射日光や高温多湿を避けて保管し、早めに与えるようにしてください。
栄養学的にはドッグフードと新鮮な水だけで十分ですが、飼い主としては愛犬が喜ぶおやつなどの「美味しいもの」も与えたくなる気持ちも理解できます。
与えることができるおやつなどは、犬の精神的な刺激となりますが、与える際には質と量に注意しましょう。
一日の食事全体のカロリーの10%未満にとどめましょう。
また、「オスワリ」や「マテ」などの指示に従って犬に与えるのではなく、飼い主は自分が犬の食事を与える存在であることをしっかりと印象づけましょう。
号令に従ったら食べ物を与えるようにすると良いです。
子犬が食べ物を守ろうとしてフードを奪おうとしたり、唸ったりする行動をすると、将来的に食事中に器に触ると威嚇する犬になる可能性があります。
子犬には食事中にフードや好物を追加するようにすることで、食事を守る必要がないと思わせましょう。
家族が食事をする際にテーブルから食べ物を与えないように注意しましょう。
食事中に飼い主の方を見つめる犬がいるかもしれませんが、それはおねだり行動を強化することになるため、絶対に与えないようにしましょう。
動物病院に連れて行き健康診断を!
子犬を飼い始めたら、早めに動物病院に連れて行き、健康診断を受けましょう。
子犬はまだ病気への免疫がないため、安全のためにキャリーバッグやクレートに入れ、他の動物との接触を避けて病院に行くことをおすすめします。
ペットショップで購入した後に感染症や遺伝性疾患が見つかることもあります。
便を持参して動物病院に行くと良いでしょう。
また、元気がなかったり、食欲がなかったり、吐いたりする場合は、すぐに病院に行く必要があります。
低血糖症を起こして命にかかわることもあるためです。
犬にはワクチン接種によって多くの伝染病を予防することができます。
子犬の混合ワクチン接種は、生後6週齢頃から複数回行われます。
また、狂犬病予防法では、生後90日以上の犬は1年に1回の狂犬病予防接種を受け、国に登録することが義務付けられています。
そのため、狂犬病ワクチンの接種も必要です。
成犬になった後も、毎年1回のワクチン接種が必要です。
ワクチンの種類と回数については、獣医師と相談しましょう。
ワクチン接種によって予防できる主な犬の病気は、高い熱、目やに、鼻水、くしゃみが出て、元気や食欲が低下する「ジステンパー」という感染病です。
特に子犬の死亡率が高いです。
「犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)」は、嘔吐や下痢、発熱などの症状が現れる場合もありますが、症状が全く出ずに突然死することもある感染病です。
「犬パルボウイルス感染症」は、食欲がなくなり、発熱や嘔吐、激しい下痢が現れます。
この病気は伝染力が強く、非常に死亡率が高いです。
「犬パラインフルエンザ」では、鼻水や咳、軽い発熱、扁桃腺の腫れなどの症状がみられます。
他のウイルスと混合感染することや二次感染が起こる可能性があり、その場合は重症化することがあります。
「犬アデノウイルス2型感染症」では、熱や食欲不振、くしゃみ、鼻水、乾いた咳などの症状が見られます。
他のウイルスと混合感染することや二次感染が起こる可能性があり、その場合は重症化することがあります。
「犬レプトスピラ感染症」はネズミなどから犬や人間に感染する病気です。
この感染症のワクチンは血清型によって複数の種類が開発されています。
どこでも犬に触らせるクセをつけよう!
愛犬を大切に思うなら、愛犬の体のどこにでも触れることができるようにしておきましょう。
体を触ることは、日常のケアだけでなく、病気や怪我の早期発見にも役立ちます。
ただし、無理に触ろうとすると子犬が嫌がることがあり、ストレスを感じる可能性があるので注意しましょう。
子犬が心地よく感じる触り方を工夫し、健康チェックがいつでもできるようにしましょう。
特に興奮しやすい子犬の場合は、運動などでエネルギーを発散させた後、子犬のお尻をあなたの膝の上に乗せ、背中をあなたのお腹から胸にぴったりとくっつけるようにして静かに待つようにしましょう。
子犬が暴れているときはしっかりと抱きしめ、静かになったらほめて自由にさせましょう。
ただし、攻撃的な性格の子犬の場合は無理に触らない方が良いでしょう。
●健康チェックをする際には、以下の項目について注意深く確認しましょう。
1. 耳の健康状態のチェック
耳の中を覗いて、赤くなっていないか、耳垢が溜まっていないか、嫌な臭いがしないか確認しましょう。
2. 目の健康状態のチェック
目ヤニが多く出ていないか確認しましょう。
まぶたを少し持ち上げて、結膜の状態を見て、赤くなっていないか確認しましょう。
3. 鼻の健康状態のチェック
適度な潤いがあるか確認しましょう。
鼻水が出ていないかなども確認しましょう。
4. 口の健康状態のチェック
口唇をめくって、歯や歯茎を見て、歯垢や歯石が付いていないか確認しましょう。
乳歯や永久歯が正しく生えているか確認しましょう。
5. 足の健康状態のチェック
爪が伸び過ぎていないか、肉球が傷ついていないか確認しましょう。
6. お腹・お尻の健康状態のチェック
皮膚に異常がないか確認しましょう。
外陰部に湿疹ができていないか、おりものや分泌物などで汚れていないか確認しましょう。
肛門部分の汚れや赤みがないかも確認しましょう。
7. 全身の健康状態のチェック
毛玉ができていないか、脱毛や皮膚に傷やできものがないか確認しましょう。
ノミやダニなどの害虫がいないかも確認しましょう。
以上のチェック項目に注意を払い、子犬のうちから慣れさせておくことが大切です。
また、犬の散歩の終わりなど外に出る際には、足を拭く必要があるシーンもたくさんありますので、それにも慣れさせるようにしましょう。
さらに、ブラッシングも大事です。
被毛や地肌のケアになるだけでなく、美しさを保つだけでなく、愛犬とのコミュニケーションにも役立ちます。
歯磨きも高齢になると歯周病が増えるため、子犬の時から慣らしておくことが大切です。
小型犬の場合、永久歯が生えた後も乳歯が抜けないことがあります。
これを放置すると、歯並びが悪くなり、歯周病の原因にもなりますので、注意が必要です。
注意しながら歯磨きを行い、問題がある場合はすぐに獣医師に相談しましょう。
犬にとって遊びは心の栄養!
子犬と信頼関係を築き、上手にしつけるためにも、遊びの中でコツを学びましょう。
遊ぶことは犬の健康と幸福にもつながります。
犬は本来、「獲物を捕らえる練習」と「群れの仲間と仲良く暮らす」ために遊びます。
たとえ家庭で暮らしている犬でも、狩りの本能とエネルギーは残っています。
そのため、犬がこれらのエネルギーを発散させる遊びをさせないと、物を壊してしまったり、吠えたりするようになるかもしれません。
特に作業目的で品種改良された犬種は仕事が大好きです。
そして、仕事を与えられないとイライラして攻撃的になることがあります。
エネルギーをしっかりと発散できている犬は、非行に走ることはほとんどありません。
犬が好きなおもちゃには、以下のようなものがあります。
・ボール
ボールが動く様子は小動物の動きに似ているため、犬は捕らえようとするでしょう。
ボールを投げて犬が追いかけ、持って来ることで、運動もできます。
・キューキュー鳴るおもちゃ
このおもちゃは小動物の声に似ているため、犬の本能を刺激します。
おもちゃをくわえて鳴らすことが犬にとって快感となります。
・オヤツ探しゲーム
狩猟本能があまり顕著でない犬でも、食べ物が好きなら、オヤツ探しゲームが楽しいでしょう。
隠したオヤツを探すように促すことで、犬は楽しく遊ぶことができます。
・ぬいぐるみ
犬同士でじゃれ合ったり、ぬいぐるみを獲物と見立ててくわえて振り回したりします。
・ロープ
ロープを咬んだり、引っ張り合いや持って来させることにも使えます。
また、犬同士の遊びでも活躍します。
・ゴム製の知育おもちゃ
ゴム製のおもちゃは咬むことができ、ドッグフードやおやつを詰め込むことができます。
子犬は一生懸命取ろうとして時間をつぶせるため、夢中になるでしょう。
また、いたずらも減らせます。
ただし、おもちゃの選び方には注意が必要です。
犬用のおもちゃに限定して遊ばせましょう。
スリッパやタオルなどの日用品をおもちゃにすると、犬はそれらを狙ってしまいます。
おもちゃと日用品は違うものであることを犬に理解させましょう。
また、安全性も重要です。
犬が飲み込まない大きさのおもちゃを選びましょう。
咬んだ時に危険な部分がないか、事前にチェックしてください。
特にボタンなどの飾り付けがついている場合は、ちぎって飲み込む恐れがあるので注意してください。
これによって消化管に詰まる可能性があります。
おもちゃを与えっぱなしにしてしまうと、犬はすぐに飽きてしまいます。
そのため、毎回おもちゃを犬用の箱に片付ける工夫をし、日替わりで別のおもちゃを出すなどの方法が必要です。
ただおもちゃを与えるだけでなく、飼い主が一緒に楽しそうに遊ぶことも大切です。
また、遊びのルールを教えることも重要です。
例えば、ボールをくわえたまま放さないと遊びは終わってしまうというルールや、ボールを返すとまた遊びが続くというルールを教えながら遊ぶことは、しつけにもつながり、飼い主との信頼関係を深めることができます。
親犬や兄弟犬、友達の犬と接することが重要
社会化のためには、親犬や兄弟犬、友達の犬と接することが重要です。
犬同士のコミュニケーション方法を学びながら、人間との触れ合いやいろんな音や物に慣れることが必要です。
これを社会化と呼びます。
特に生後3カ月までの子犬の時期が社会化に最適な時期です。
この時期に経験したことは、犬が順応しやすくなり、怖がらなくなることもあります。
子犬が部屋から出ていかない状態でこの時期を過ごすと、初めて見るものや聞き慣れない音に過敏に反応することもあります。
このような状態で過ごすと、引きこもりや逃走の行動を取る可能性もあります。
ただし、生まれつき怖がりの性格の犬もいます。
無理に体験させるのではなく、子犬が楽しく過ごしているかを見ながら、徐々に慣らしていくことが重要です。
また、子犬のうちに体験させておきたい項目としては、他の犬と遊ぶ時間を作ることや、さまざまな人との触れ合いの機会を作ることがあります。
近所に知り合いの犬がいない場合は、パピー教室などを探して参加することもおすすめです。
男性、女性、子供、高齢者など、さまざまなタイプの人間と触れ合うことで、子犬は社会化が促進されます。
子犬を飼うと、近所の人たちに挨拶をさせたり、触ってもらったりするのも良いですね。
また、日常的な外出体験も大切です。
例えば、車に乗せて人が多い場所を歩いたり、将来お世話になる場所で楽しい経験をさせてあげましょう。
動物病院やトリミングサロンに連れて行って、そこでおやつをもらったり、遊んでもらったりすると、楽しい体験になります。
獣医師はこれまで、「子犬のワクチン接種が完了し、ウイルスに対する免疫ができるまでは外に出さないように」と飼い主に指導してきました。
しかし、子犬の時期に外に出さずにいると、社会化不足から犬の心の問題を引き起こすことがよくあります。
外に出さなければ病気になるリスクは低くなりますが、社会化ができないと将来的に問題行動をする可能性が高くなるのです。
そのため、なるべく早い時期に様々な体験をさせることは犬の心の健康にはとても重要です。
まずは家に慣れたら少しずつ周りの環境にも慣れさせていきましょう。
ただし、他の犬が集まる場所や病気の犬との接触、他の犬の排せつ物には注意が必要です。
甘咬み対策をしよう!
子犬は好奇心旺盛で、ニオイを嗅いたり咬んだりすることで、素材や物事を学びます。
ただし、人間の手なども甘咬みすることがありますが、それを許してしまうと、その行動がエスカレートし、怪我を負う可能性があります。
例えば、子犬の目の前で手をひらひらさせたり、獲物のような動きをすると、子犬は手をおもちゃだと勘違いし、咬み始めます。
ですので、絶対にこのようなことはやめましょう。
遊ぶときは、必ず咬んでもいいおもちゃを使いましょう。
また、子犬の時期は歯が生え変わることもあり、いろんなものを咬みたくなる衝動にかられます。
気がつくと、ソファがボロボロになってしまうこともよくあります。
このような事態になる前に、対策を取りましょう。
遊んでいるときに手を咬まれた場合、咬まれた瞬間に「痛い!」と言って遊びを中止し、部屋から出て一定時間無視するようにしましょう。
子犬は、人間の手を咬むと遊びが中断される経験から、咬むことがいけないことだと学ぶようになります。
ただし、体罰や叱ることは犬を興奮させ、攻撃性を引き出す場合があるため、推奨されません。
家具などを咬んで破壊してしまう場合、子犬には咬みたいという基本的な欲求があります。
また、長時間留守番させられたり、エネルギーを十分に発散できない状態だと、ストレスを咬むことで発散する傾向にあります。
咬んではいけないものには、子犬が苦手な味のスプレーを使用します。
そして、適切な咬むおもちゃを使ってエネルギーを発散させ、たっぷりと遊び時間を与えることが対策となります。
お留守番ができる犬になるためには?
さらに、上手にお留守番ができる犬になるためには、親犬や兄弟犬、友達犬との接触を通じて、犬同士のコミュニケーション方法を学ぶことが重要です。
また、人間との触れ合いや、様々な音や物に慣れさせるための体験をさせ、「社会に順応する力」を養うことを社会化といいます。
特に、生後3カ月までの子犬の時期が、社会化に最も適している時期とされます。
この時期には犬はおおむね新しい経験に対して順応しやすくなり、あまり怖がらなくなります。
しかし、逆に部屋から出さずに過ごしていると、初めて見るものや聞き慣れない音に敏感に反応し、引きこもりや逃走する可能性もあります。
ただし、生まれつき怖がりなタイプの犬もいます。
無理に経験させるのではなく、子犬が楽しく過ごしているかどうかを見ながら、徐々に慣れさせていきましょう。
ハウス・トレーニング
①快適なハウスを用意
まずは、快適なハウスを用意しましょう。
子犬がリラックスして眠れるほどの広さがあり、屋根があり、扉以外が囲まれている洞穴型のクレートタイプがおすすめです。
成犬になっても頭から入ることができ、無理なく方向転換ができる大きさのハウスが良いでしょう。
ただし、広すぎると排せつ場所として認識され、そこで排泄してしまうことがあるので注意してください。
②ハウスに誘導
子犬をハウスに誘導するためには、母犬のニオイがついたものや大好きなおもちゃ、食べ物などをハウスの中に入れ、子犬が興味を持つようにします。
これを繰り返し行い、ハウスの中で良いことが起こるというプラスのイメージを子犬に植え付けましょう。
③ハウスに慣れてもらう
子犬が自ら喜んでハウスに入るようになったら、少しずつハウスで過ごす時間を増やしていきます。
お気に入りの咬むおもちゃなどを入れて、夢中に遊んでいる時に、少しの間扉を閉めることで子犬にその状態にも慣れさせます。
ただし、この間は必ずそばにいて、隔離されたイメージを与えないように気を付けてください。
④飼い主が子犬から離れることにも慣れさせる
飼い主が子犬から離れることにも慣れさせます。
普段からハウスの扉を開けておき、子犬が自分で中に入って休むようになったら、少しずつ飼い主がそばにいない状況にも慣れさせていきます。
⑤ハウスに長く滞在させる
子犬がハウスに十分に慣れたら、扉を閉めて定期的に好物を入れ、ハウスの中に子犬を長く滞在させるようにしましょう。
最初は頻繁に中に入れ、子犬が出たがる前に扉を開けて外に出させます。
ただし、出たがって吠える場合は無視し、吠え止むのを待ってから再び好物を入れます。
犬が吠えても効果がないことを教えるために、静かにしていると良いことがあると示す必要があります。
例えば、「おとなしくしていると、周りの人々や他の動物たちとの交流が円滑になります。
また、吠えていないときには、ストレスが軽減され、リラックスすることができます」と伝えます。
犬がおとなしく過ごすことができるようになるための手段
次に、犬がおとなしく過ごすことができるようになるための手段を提案します。
まずは、ハウスでおとなしく過ごすことを教えましょう。
「ハウスの中で安心して過ごすためには、ハウスに慣れることが大切です。
まずは、ハウスに入ることをポジティブな体験になるようにしましょう。
おやつを与えながらハウスに誘導し、中で少しずつ過ごす時間を増やしていきます。
そして、留守番が可能になるまでの過程についても指示します。
留守番は、おとなしく過ごす力が必要です。
まずは、十分に遊ばせてエネルギーを発散させましょう。
適度な運動や遊びを通じて、犬のエネルギーを消費させます。
また、子犬の負担を考慮し、留守番時間を短くしましょう。
長時間の留守番は、子犬にとってストレスとなります。
少しずつ慣れていけるよう、留守番時間を徐々に延ばしていきます。
サークルの選び方
最後に、サークルの選び方について説明します。
愛犬にぴったりなサークルを選ぶためには、サイズや設置場所などを考慮する必要があります。
サークルは犬の自由に動き回れるスペースを確保するため、犬の体の大きさに合ったものを選びます。
また、サークルを設置する場所は、家族のいる場所や愛犬の目の届く範囲が良いでしょう。
安全な環境を提供するため、室内でのトイレも考慮しましょう。
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